2012年4月13日 (金)

映画のこと2

相変わらず映画館通いが止められません。
前もって計画を立てて見に行くものもあれば、
金曜日の晩に、週末への入口として衝動的に映画館に駆け込むこともあります。

最近見た中で心に残っているものを3つ紹介します。



ひとつめは、2月になりますが「キツツキと雨」です。

役所広司演じる木こりが何ともよかったです。
普通の田舎の木こりが、ひょんなことから映画製作に関わることになり、
平凡な日常が楽しくウキウキしてくる様子がコミカルに描かれていてます。

何の刺激もない日常が、ちょっとしたことで楽しくなる感じ。
誰にでも身に覚えがあるこのウキウキを演じる役所広司の演技が絶妙です。

肩の力を抜いて、楽しく見られるいい映画でした。

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二本目は、伊勢谷友介氏が監督した「セイジ陸の魚」です。

久しぶりに、ヒリヒリした骨のある邦画に出会いました。
凄く好きな映画です。

西島秀俊演じるセイジが、刺さるようにヒリヒリと痛く切ない。
しかし、どこか共感できる何かがある。

どちらかと言うとゆる邦画が好きな私ですが、
人生の暗部をストレートに表現している重さが
なんだかとても心地良く感じました。

この感じ、西川美和監督の「ゆれる」でも感じた重さです。

監督の伊勢谷氏の二作目がとても待ち遠しくなっています。

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最後は、「禁じられた遊び」です。

言わずと知れた名作ですが、映画館でちゃんと見たことがなかったので、
午前十時の映画祭でリバイバルしているのを見てきました。

戦争に翻弄される幼いポーレットと少年ミッシェルの出会い、
そして、大人にはわからない子供の感性や感情がとても切なく描かれていて、
当時は多くの人の共感を得て、大ヒットしたのだと思います。

当時とはあまりに時代背景が違うので、共感するには至りませんでしたが、
大人には理解できない子供の心の残酷さや純粋さ無力さを
十字架を集めるという行為でメッセージしたこの映画の凄さを感じました。

名画と呼ばれるものには、何かしら人の心をひきつける何かがありますね。

さぁ、次は、何を見に行きましょうか・・・

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2012年4月 7日 (土)

春なのに。。。

だんだんと暖かくなり雪が解け、新緑が芽吹くこれからの季節、
低山は、いろんな命が一斉に動きだし、一年で一番賑やかな季節を迎えます。

人間社会でも、新しい年度が始まり、
新らしいエネルギーに溢れている季節かもしれません。

しかし、時として、そのエネルギーが喧噪を生み、
その都会の喧騒から逃れたくなって、無償に山に行きたくなることがあります。

そんな衝動にもかられながら、
春うららな山を想像して京都峰床山に行ってきました。

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街は桜でうかれるこの季節も、峰床山では時折雪が舞い、
まるで冬山にタイムスリップしたようでした。

ほとんど人が歩いていない沢筋の山道は、
踏み跡もなく、雪解けで増水した流れが、行く手を阻みます。

手に持った地形図といくつもある谷筋を何度も見返しながら、
自分の歩くべきルートを探し、何度も渡渉を繰り返し少しずつ先に進みます。

こんなところで、沢に落ちで動けなくなったらどうなるんだろうという不安を、
振り払いながら、慎重に慎重に歩いていると、
都会では眠っている五感が、体の奥底から蘇ってきます。

誰に頼ることもできないソロの怖さが、この五感を研ぎ澄ますのかもしれません。

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そして、誰もいない山で出くわす素敵な景色と対峙できる喜びは、
ソロであることの方が大きいような気もします。

都会の生活で感じる焦燥感を癒すように山に入り、
封印しながら生きている何かを解き放つことで、
バランスをとっているのかもしれません。。。ね。

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2012年3月24日 (土)

世代交代

日常使いのザックを買い換えました。

よれよれの右がこのたび引退するOSPREYのSTRATROS40
ぱりぱりの左があとを引き継ぐMAMMUTのCREONFIGHT45

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オスプレーの40Lザックを使い始めたのは2007年3月3日
それから約5年、こいつを背中に担いで、いろんなところ歩きました。

アルプスの小屋泊縦走やニュージーランドのルートバーントラックまで。
一番多いのは、やっぱホームマウンテン六甲で、15回くらいでしょうか。。

背面のメッシュが吸い付くようなホールド感が好きで、
汚れてボロボロになっていてもなかなか手放せずにいましたが、
流石に5年の月日は長く、底には小石が入ってくる程度の穴が開き、
サイドポケットのゴムはビヨビヨ、ファスナーもちゃんと閉まらない・・・

そろそろ限界かと、出会いと別れの季節のこの春に買い換えることにしましたweep

新しいザックも背面のメッシュは引き継ぎ、ホールド感だけは譲れない条件です。
しかし、先輩の吸い付くような感じにはまだまだ及びません。

これから、あっち、こっち連れて行って、背中に馴染ませねば。。

初めて、六甲に連れて行った時の初々しいオスプレーザックです。

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とにも、かくにも、5年間お疲れ様でした。

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2012年3月20日 (火)

あれから一年

少しづつ暖かくなってくると行きたくなる山があります。

春を告げる花、フクジュソウ咲くポンポン山です。

そう言えば、あの震災の後しばらく山から遠ざかっていた時、
ひと月ぶりに登った山がポンポン山でした。

あれから、一年、震災とは関係なくとも色んなことのあった一年でした。
山頂で、同じような写真を撮って、ふとそんなことを考えた今日の山でした。

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この時期に、この山に登るのは3回目ですが、
まだ、フクジュソウを見たことがありません。

毎回キョロキョロと辺りを探しながら、
あの道、この道、探しながら歩くのですが、
見つけられる気配すらなく、あきらめ下山するのでした。

しかし、今回は、ちゃんと下調べして目的地までたどり着くと、
降り注ぐ陽光に、黄色い花が綺麗に咲いていました。

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ようやく、ご対面できたフクジュソウは、
森林組合のおじさんたちに守られて、
フェンスの中で、今が盛りと一斉に咲き競っていました。

寒い、寒い、と思っていたら、低山ではそろそろ春の花が咲きだしています。

これからGWまでのひと月あまり、山が一番華やぐ季節ですね。

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2012年2月26日 (日)

気になる人

石川直樹さんってご存知ですか?
最近、彼の本を読みました。
まだ、二冊ですが、もっと読みたいと思っています。

山渓などで、何度か記事を読んだことがあったと思いますが、
正直それほど印象には残っていませんでした。

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最近読んだ「写真と生活」という本に、彼が紹介されていたことをきっかけに、

日本人最年少で世界七大陸最高峰登頂したこと、
北極から南極まで踏破する地球横断プロジェクトに参加したこと、
気球で太平洋を横断しようとして、失敗、九死に一生を得たこと、

など、など、彼の生きざまや経歴を知り、

その彼が文章を書き、写真を撮り、数々の賞を受賞していること知りました。

彼の、文章や写真には、派手な表現や飾りはありませんが、
他の誰にも書けない説得力があり、彼にしか撮れない真実があります。

それは、彼が、その場所で見て、聞いて、感じて、書いたものであり、
その場所でその瞬間を撮ったものだからの真実の強さを感じます。

うまく言えませんが。。。

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彼は、児童書も書きます。

日本の多くの冒険家や登山家が、植村直己の本を読んで人生を決めたように、
彼の本を読んで、写真を見て、自分の生き方を見つける子供が増える気がします。

彼は、最近、凄い勢いで、旅をし、文章を書き、写真を撮っています。

しばらくは、彼の動向から目を離せなくなりそうで、
そして、そんな彼の作品を見ていると、どこか、旅に出たくなるのです。

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